健康食品の提案に関する資格【健康食品コーディネーター認定試験】
健康食品コーディネーター認定試験とは、財団法人職業技能振興会が行う健康食品の正しい使用方法の指導や管理を行なう為の民間資格試験の事を言います。
近年各種メディア等を含め、健康に関する情報が数多く公開されており、健康に関する意識が高まりつつあると言われています。
コンビニエンスストアをはじめとした様々な小売店では、各種サプリメントやトクホと呼ばれる特定保健用食品として認定されたお茶等の飲料が多数流通しています。
サプリメント等の健康食品は、錠剤やカプセル・顆粒形状をしている物もありますが、お薬ではなく食品の一部です。
見た目がお薬に似ている事から、健康食品と薬剤を混同されてしまう利用者もまだまだ多く
一般の方が購入しようとする際、どれを選んだらいいのか判らずお悩みになるケースも数多くあるようです。
健康食品をお客様へ提案するには、成分や食品に関する知識等、豊富なスキルが必要と
される事は必要不可欠と言えるでしょう。
健康食品に関する正しい知識を基にお客様へ提案するスペシャリストとして認定する為の
民間資格試験、それが「健康食品コーディネーター認定試験」なのです。
受験資格:特に限定はありませんので、どなたでも受検できます
試験時期:2月・6月・11月
実施地域:東京都
試験内容:以下の通りです
◆試験範囲
1.健康食品市場の現状と将来
2.栄養学の基礎
3.人体・病気などの医学的基礎
4.健康食品に関連する法令、規格
5.健康食品に関する品質保証
6.健康食品素材に関する基礎
7.健康食品の形状と包装に関する基礎
8.商品開発の仕方
健康食品を販売するお仕事に従事する為には、必ずしも資格が必要と言う訳ではありません。
ただし、正しい知識を基にアドバイスを行うお仕事ですので、お客様に誤った知識を与えてはいけません。
健康食品コーディネーター認定試験には、特に受検資格は設けられていませんが、試験には
栄養学や健康食品に関する様々な知識に関する内容が含まれています。
日本健康食品アカデミーをはじめとする各種団体において、健康食品コーディネーター試験
対策用の講座が実施されています。
関連講座を受講して、健康食品に関する詳しい知識を学ぶのも良いでしょう。
健康食品コーディネーター試験対策用の講座内容の一例は以下の通りです。
◆試験に関わる講座内容例
【医学的基礎知識】
<栄養学>
1.栄養とエネルギー
・栄養と栄養素
・栄養素の種類とその働き
・エネルギー代謝
・食物からのエネルギー産生
・生体エネルギーの消費
・食事摂取基準
2.糖質
・糖質の分類
・糖質の生理作用
・糖質の供給源
・糖質の欠乏症
3.脂質
・脂質とは
・脂肪酸の種類
・飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の特徴
・コレステロール
4.アミノ酸とタンパク質
・アミノ酸とは
・タンパク質とは
5.ビタミン
・ビタミンとは
・ビタミンの種類とその特性
・ビタミン様物質
6.ミネラル
・ミネラルとは
・必須ミネラルとその働き
7.食物繊維
・食物繊維とは
・食物繊維の種類と働き
8.水と電解質
・水
・電解質
<人体>
1.免疫と生体防御
・免疫とは
2.体液性免疫と細胞性免疫
3.アレルギー反応
4.免疫細胞と免疫器官
5.リンパ系の仕組み
<病気>
1.生活習慣病
・戦後の疾病の変遷
・食の欧米化と生活習慣病
・生活習慣病の要因
・疾病と予防
2.メタボリック・シンドローム
・脂肪細胞と肥満
・内臓脂肪と3大危険因子との関係
・内臓
・脂肪と高血圧
・内臓脂肪と動脈硬化
・内臓脂肪と高脂血症
・内臓脂肪と高血糖症
3.がん
・がんの発症実態
・がんの発生/増殖メカニズム
・喫煙とがん
・がんと一次予防の重要性
4.骨粗鬆症
・骨粗鬆症とは
・骨の代謝
・骨粗鬆症の予防
・カルシウム摂取
5.う蝕と歯周病
6.自己免疫疾患
【健康食品の基礎知識】
<素材>
1.ポリフェノール
2.リグナン類
3.フコイダン
4.カロテノイド
5.オリゴ糖
6.タンパク質類
7.クロロフィル
8.糖アルコール
9.乳酸菌
10.イオウ化合物
11.β-グルカン
<形状と包装>
1.使用可能な形状と包装
2.代表的な形状
・粉末
・顆粒
・錠剤
・ハードカプセル
・ソフトカプセル
・ドリンク
3.代表的な包装
・PTP
・スティック
・三方シール
・アルミ袋
・ガラスビン
・プラスチックビン
<品質保証>
1.PL法対応
2.BSE/遺伝子組換え/残留農薬対応
3.GMP対応
・歴史と目的
・具体的内容
・問題点
4.クレーム対応
5.ISO9001/HACCP対応
<関連法規>
1.食品行政と法規制の関係
・食品行政の大綱
・食品産業規制の法体系
・食育法の制定
2.消費者基本法
3.食品安全基本法
4.不当景品類及び不当表示防止法(景表法)
5.食品衛生法
6.特定商取引に関する法律
7.健康増進法
8.表示・広告の規制
9.保健機能食品制度
10.製造物責任法(PL法)
11.栄養表示基準制度
12.消費者契約法
13.食育基本法
14.薬事法
【販売】
<商品開発>
1.商品開発に必要な三大要素
・三大要素とは
2.三大要素の連動について
3.商品開発に必要なその他の要素
4.実例
<健康食品市場の現状と将来>
1.歴史と成長の背景
2.団塊の世代とビジネスチャンス
3.健康食品業界の問題点
4.ロハス層の増加と健康食品
5.販売チャネルと市場規模
・店頭ルート
・無店舗ルート
6.売れる健康食品の条件
7.健康食品の販売とスキルアップ
健康食品コーディネーターのお仕事は、健康食品メーカーや卸売業での営業職や、百貨店
ドラッグストア・専門店での販売職等、様々な現場で活躍の場が広がっています。
健康食品は食品の一部であり、お薬ではありませんので、効用について「○○の病気が治る」等、健康食品を服用する事が疾病に直接関与して治療に役立つと思わせるような表現を
する事は、薬事法により禁止されています。
ただし、購入者は自分の体に合う健康食品を選ぶ為の相談をしてくるケースが多くあります
ので、該当品に含まれる成分等に関する豊富な知識を得ている事が望ましいでしょう。
近年では、顧客に合わせたニーズに答える為に営業特性として、栄養指導を行う事を
サービスのひとつとして掲げている所もあるようです。
他にも栄養士や管理栄養士等のお仕事経験等もあれば、更に専門的スキルを持つスペシャリストとして、大いに活躍出来る事でしょう。
2009年01月23日 12:40|外食フード系の資格